むぎの手記　掲示板

動作環境としましてはSilverlightのインストールに加え、一般的に要求されることの多い.NET frameworkの動作ランタイムがインストールされていれば問題はありません。特別な環境の整備はおそらく必要ないでしょう。
動画内で実演されている通りにすれば動くのですが、サーバーを起動し、クライアントを2つ開くなど、実際に動くまでの手順が多く、ドキュメント等も用意していないので非常に不親切な設計となっているのです。動画を参考にして使い方を把握していただくことが必要です。

ゲームシステムの根幹を3D化したものは私にとっては正男と呼称できる存在ではなさそうなので、特にコメントはありません。もっとも処理面については、今は「一般のPC」でも全く問題なくその手のゲームを動かせなければおかしい時代であるとは考えていますが。

処理面の負担が問題にならないという考えは、正男コンストラクションの基本的な機能を実現する際にかかる処理の負担と、レイヤー等の新機能の実装の際に生じる新たな負担を考慮した場合、前者に対して後者が相対的に無視できるほど小さいだろうということです。つまりブラウザ上でもアプリ上でも本質は変わらないはずです。
とはいえブラウザ上では前者のみで相当な負担が予想されるために、いわばそれ以前の問題ではないか、と考えました。
また擬似3D化はレイヤーの追加と異なり、2Dグラフィックから3Dグラフィックへの段差があるので、負荷が問題にならないとまでは言えません。おそらくかなりの負担が上乗せされるでしょう。これはブラウザ上ではおそらく大問題になるだろうし、アプリ上でも負荷の増大自体は避けられませんが、後者の場合はそれを補って余りあるハードウェアのパワーを引き出せるため実質的に問題はないだろう、という考えです。

Canvas正男の動作ですが、自機の操作は一切出来ない前提で、
手元のGalaxy S(SC-02B)で、少なくともTIMEが1減るのに1秒かからず動作しました。使用したブラウザは標準ブラウザとOpera Classicです。体感レベルではこの両者で差は感じられませんでした。
この試作正男は本家のものよりも内部fpsが相当高いように見えますし、正男コンストラクションの機能程度なら意外と問題なく動かせそうに思えます。私の考えが間違っていたかもしれません。

もっとも、登場するオブジェクト数が増えたり機能の上乗せを重ねれば、私が提示したほうのサンプル程度の負荷まで達してしまう懸念は残っています。ユーザーの側がJS拡張でグラフィック面を強化することも考えると、処理の限界がすぐそこに見えているのは心配ではあります。

また端末のブラウザ上で動かすためには、移動キーの代わりとなるボタンの設置や、画面拡大とスクロールの防止、ゲーム画面をディスプレイ画面の大きさに合わせる措置などが必要だと感じました。